完全顔見せ

完全顔見せの飛田や松島があるので、信太山に足が向かない理由もわかるだろう。
しかし、信太山では飛田や松島にはない楽しみも残っている。
飛田や松島などがプロ化しているのに対して、信太山では素人のアルバイトの女のコが多い。
つまり、女のコがウブなのだ。
最近では、そんな信太山の女のコのレベルが上がっているというウワサを聞いた。
さらに、人妻のアルバイト組まで増え、セックスでの本気度がぐっと上がっているというのだ。
そんなウワサを聞いたら、やっぱり足が向いてしまうというのがスケベ道。
僕は大阪市内で、一杯飲みたいのをぐっと我慢して、阪和線に飛び乗った。
阪和線の信太山駅についたのは、午後5時くらい。
こんなに早く来たのは、やはり遊ぶ前に飲みたいと思ったから。
信太山のちょんの間街の中にも飲み屋があることを、僕は知っていた。
線路沿いに5分ほど歩き、信太山のちょんの間街の中に入る。
この時間ではさすがにまだ早いが、やはり飲み屋などはぽちぼち店開きをしている。
適当に一軒を選んで中に入り、さっそくビールをやり始める。
僕としてはここで少しでも情報を仕入れたいと思っていたのだが、そんなに甘いものではなかった。
「ここは、最近どうなの?」そんな質問をしてみても、板さんはさっぱり話にのってこない。
仕方ないので飲みに徹し、店を出たのが午後8時くらいだった。
この時間になると、ちょんの間の旅館にも灯がともっている。
ブラブラと道を歩いて行くと、「遊んで、行けへん?」そんな声があちこちでかかってくる。
その内、人のよさそうなオバサンの前で立ち止まってみた。
「どんな、女のコがいるの?」「そうやなあ、兄ちゃん、どんなコが好みや?」逆に聞き返されてしまった。
「若いコがええなあ」そういうと、「人妻やったら、ええ女かおるでえ」そっちにも心が動いたが、僕はやはり素人の若いコがいい。
あくまでもそう主張すると、「多分大丈夫やから、入ってえな」これは頼りないと思って次の店に行ってみても、やはり同じような返事。
ここでは、各旅館に女のコを置いているわけではなく、置き屋から女のコを呼ぶシステム。
つまり、女のコの出勤状況を把握しているのは、旅館の呼び込みではなく、置き屋の方なのだ。